ベトナムダイニング MINH THIEN：ベトナム料理屋さんに行ってきました！

＊2020年10月現在、お店は閉店中とのことです。
　今後の再開に関しても未定となっています。

広島の中のアジアをご紹介！
広島の在留外国人数では中国につぎ、二番目に多いベトナム（2019.6 法務省「在留外国人統計」より）。そんな背景もあって、近年広島ではベトナム料理屋さんが増えてきています。
そこで、今回は中区流川町にあるベトナム料理屋さん「ベトナムダイニング MINH THIEN」に行って、お話を伺ってきました。

1. 「ベトナムダイニング MINH THIEN」ってどんなお店？

銀山町電停から薬研堀通りを300mほど南、セブンイレブン手前のビルの２Fに「ベトナムダイニング MINH THIEN」はあります。
オーナーはフウさん。ベトナム南部ホーチミン市出身なので、料理もホーチミン風の味が楽しめます。
フウさんは、13年程前に来日。以来ずっと広島在住で、日本語学校、大学を経て、一般企業に勤めていました。
しかし、ベトナムの文化や料理など、色々と知って欲しいという想いがあり、3年半ほど前にお店をオープン。
お店の名前の由来は二人の息子さんから。Minhくん（ミン／明）が次男で、Thienくん（ティン／天）が長男とのこと。
明るい未来が開けるように、という意味も込められています。
家族想いの面白くて、優しいオーナーさんです。

お客様は、元々ベトナム人が多かったのですが、最近では日本人が半分以上に。口コミで噂になり、皆が訪れてくれるようになったとか。
とは言え特に休日には、懐かしい故郷の味を楽しむためにベトナム人のお客様も多く来られます。

2. ホーチミン風ベトナム料理を堪能しました！

「ベトナムダイニング MINH THIEN」は先述した通り、ベトナム南部のホーチミンの料理がベースとなっています。南部の味付けは甘くて濃い目なのが特徴。
メニューの種類は多く、フォーやバインミーはもちろんのこと、お肉・海鮮などを使ったいろいろな料理が目白押し。
その中でもおすすめの料理を二種類と人気のドリンクを頂きました。

クォン・スゥン（コムスン ）

一品目はホーチミンでよく食べられているという「クォン・スゥン」。ネットだと「コムスン 」で調べれば、検索のヒット数が多いようです。
「クォン」が「ご飯」で、「スゥン」が「豚のあばら肉」を示しており、つまりは「焼き豚丼」。
焼き豚の香ばしさとご飯がよく合い、食が進みます。ヌクマム（ナンプラー）をかけて味を調整。独特の風味は病みつきになりそう！
オーナーのフウさんは、焼き豚、ご飯、そして付け合わせの野菜や酢の物まで全部混ぜて食べるのが好み、とのこと。味が混在して、また違った食べ物のようになるとか。
結構ボリュームのある料理ですが、ベトナムでは朝食として食べることも多いようです。

炒めフォー

二品目が「炒めフォー」。「混ぜフォー」とも。
フォーはスープの中に入っているイメージがありますが、こちらは焼きそばのように、いろいろな具材と混ぜて炒めたもの。
たくさんの野菜に、エビ・イカ・ホタテなどの海鮮もたっぷり。醤油で味付けされており、これまた香ばしい匂いで箸が止まりません。ピリ辛好みならばチリソースで味付けを。
「海鮮焼きそば」と考えると夏に相応しい料理に思えてきます。個人的にはビールに合いそうな味で今度はお酒と共に頂きたいと思いました。（取材時にはお仕事なので、残念ながらノンアルコール！）

アボカドシェイク

そして最後にご紹介の「アボカドシェイク」。
アボカド？ 美味しいの？と初めて聞いたときには少し不安に。
恐る恐る口にして。
「甘い！　美味しい！」
ちゃんとアボカドの味もするのに甘くて滑らかな口当たりで、考えてみればアボカドとシェイクって相性良さそうですよね。
作り方はアボカドに練乳と少しの砂糖を入れ、ミキサーにかければ出来上がり。
アイスクリームを乗せるスタイルは最近のベトナムの流行りだとか。
アイスクリームはココナッツ、マンゴー、タロイモから選ぶことができ、シェイクとは違った味覚と食感を楽しめます。
そもそもベトナムでは、アボカドはフルーツカテゴリー。普通に練乳と混ぜ合わせてデザートとして食べることが多いようです。
「森のバター」とも言われる程栄養満点のアボカド一個分の分量で健康にも良さそう！
ぜひ、チャレンジしてみてください。

3. ランチのデリバリーサービスまで頼んでしまいました。

新型コロナの影響でやはりお客様のご来店は減少しているようです。
そこで、気軽にベトナムの味を楽しんでもらえるようランチのテイクアウト、デリバリーも始められた、とのこと。
折角なのでデリバリーもしてもらうことに。広島市の中心部勤務ですので無料でデリバリー可能でした。
私が頼んだのはバインミー（ベトナム風フランスパンサンド）。それだけでは物足りないかと思い、ミニ豚角煮丼も付いてくるセットにしたのですが、バインミーだけでかなりのボリューム。腹十分目以上の大満足のランチとなりました。
その他に、上記で紹介した「クォン・スゥン」のランチ版、国産豚ロース焼き丼やとり肉バージョンの唐揚げ丼なども。
ご注文は前日までにすれば、希望日のランチタイムに配達してもらえます。（デリバリー可能場所はお問い合わせを！）
お店情報、デリバリーメニューなどブログの最後に載せておきますので参考にしてください。

まとめ

今回は広島の中のアジア、ということで、ベトナム料理屋さん「ベトナムダイニング MINH THIEN」に取材させてもらいました。
まだまだ海外への渡航が難しい状況です。新型コロナには十分気をつけつつ、上手に付き合い、息抜きすることも大切。
身近なアジアで海外気分を楽しんでみませんか。

「ベトナムダイニング MINH THIEN」
ランチタイム：月〜金 11:30〜13:30
ディナータイム：月〜日 18:00〜0:00
場所：広島市中区流川町5-32イワタビル2階
電話：080-3885-1910

MINH THIEN のランチメニュー
🔹国産豚ロース焼き丼 (デザート付き)　¥650
🔹コムガ(から揚げ丼) (デザート付き)　¥650
🔹ベトナム風フランスパンサンド　¥550
　　-生春巻きセット(1本+ベトナムデザート)　+¥250
　　-豚角煮丼セット(豚角煮丼ミニ＋ベトナムデザート)　+¥200
　　-日替わり丼セット(日替わりミニ+ベトナムデザート)　+¥200
＊テイクアウト、デリバリー対応しています。
　デリバリー可能地域はお問い合わせください。
　場合によってデリバリー料金がかかることもあります。