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もう迷わない!台湾主要国際空港から市内へのアクセス方法は?

台湾 桃園国際空港

台湾への海外出張が決まり、日本から飛び立ち、台湾の空港までは行けたとしても、そこから市内目的地へはどうやってアクセスすればいいのでしょうか?
到着後は、なるべく時間の無駄なくスムースに動くためにも、そこは把握しておきたいところです。
この記事では、台湾の各主要空港(桃園国際空港、松山空港、高雄国際空港)から、市内中心部へのアクセスの仕方を分かりやすくご紹介していきます。

1. 桃園国際空港(桃園市)台北駅

最も利用客が多い台湾の主要国際空港は、台北市の西に位置する桃園市の「桃園国際空港」(桃園國際機場)です。
また、多くの企業が集中しているのは台北市とその周りを囲むように位置している新北市です。しかし、台北市は桃園国際空港から東に40kmほど離れています。ではどんなアクセス方法があるでしょうか?

空港シャトルバス(國光客運)

http://www.kingbus.com.tw/jp/ticketPriceResult.php?sid=120
片道料金:140元(約500円)
乗車時間:55分
第一ターミナルも第二ターミナルも、バスの案内看板が出ていますので、その通りに従って行けば迷うことはありません。
中でも「國光客運」が台湾大手のバス会社で、本数も多く、おすすめです。基本的に24時間動いています。深夜は便数が減りますが、日中は10〜20分おきに運行されており便数が多いので、時間の無駄なく乗ることができます。バスに荷物を預けて、全席指定席でゆったり市内へ行くことができます。
チケット購入が済んだら、バスの番号を確認して、待合室で待機します。台北駅行きのバスの番号は​「1819」​です。乗車時にバスに直接荷物を預けて、あとは乗り込むだけで、終点「台北」駅まで約1時間のバスの旅となります。車内はWi-Fiも完備ですので快適です。

注意点
バスでの移動は、当然のことながら道路事情も影響してきます。空港からは高速道路を利用し、順調に行けば50分程度で着きますが、市内に入ると通勤・帰宅ラッシュの時間や日曜・休日はレジャーや買い物などの車で渋滞しがちです。場合によっては1時間を超えてしまうこともあります。
それで、台北に到着してからの予定が決まっていたり、帰りのフライト時間が気になったりする場合は、 時間的な余裕を持ってチケット購入をされることをおすすめします。

桃園空港MRTTaoyuan Metro

https://www.tymetro.com.tw/tymetro-new/tw/index.php
片道料金:160元(約580円)
乗車時間:普通車 50分/快速車(直達車) 36分
2016年3月に念願叶って開通した桃園空港地下鉄(MRT)です(中国語で地下鉄は「捷運」と書き、「ジエユン」と読みます)。バスと違い、よほどのことがない限り、遅延することもありません。
普通と快速(直達)の2種類があります。「普通」は各駅停車で50分、「快速」は主要駅のみ停車、36分で台北駅に到着します。朝6時から夜は23時半まで15分間隔での運行、車内Wi-Fiやスーツケース置き場も完備で快適です。
待ち時間を少なくし、スムースに動きたいのであれば、空港MRTはおすすめです。

注意点
人気ですので、旅行客で混雑している場合は立ち乗りとなります。フライト後のすぐの移動で疲れている時は少ししんどく感じるかもしれません。

タクシー

乗車料金:台北市内まで約1,200〜1,900元(約4,350〜6,900円)
所要時間:約50分
桃園空港とタクシー会社が提携しており、台北市内への料金は基本的に上記の通りです。一人で乗車だと非常に高額に感じますが、複数人で利用する場合は割り勘になりますし、直接目的地へ連れて行ってくれるので、フライトで疲れている場合や初めて台湾へ着いた場合は楽で良い方法と言えます。

注意点
白タクや偽タクの運転手が近づいてきて直接値段交渉してきます。決して彼らのタクシーには乗車せず、正規の空港タクシーを利用してください。トラブルの元となります。

2. 台北松山空港(台北市)台北市内

台北松山空港(台北松山機場)は台北市松山區に位置する国際空港です。日本からは羽田空港(東京)から、チャイナエア、エバー航空、JAL、ANAが就航しています。
前述の桃園国際空港が最も便数が多いですが、台北市内から40kmも離れていることがデメリットです。それに対して、台北松山空港は台北市内にあるので、到着後すぐに市内の目的地へ向かうことができます。

台北MRT文湖線

https://www.tsa.gov.tw/tsa/ja/page.aspx?id=1061
乗車料金:25元(約90円)
所要時間:17分
最も便利なのは、やはりMRTです。ターミナルの向かいがMRT駅です。到着口を出ると、すぐに案内看板が頭上に見えると思いますので、それに従って進んでください。
始発は6時台、終電は0時台です。
例えば、台北駅へ行きたい場合、「忠孝復興」駅で「板南」線に乗り換え、3駅で台北駅に 到着します。料金及び時間は上記の通りです。
台北市内を移動される場合は、「悠遊カード」をMRT駅で購入されることをおすすめします。どこの駅でも、改札脇のインフォメーションで、日本でいうSuicaのような電子カードが販売されており、料金の割り引きが効きます。100元で購入、チャージはご自分の必要な額をチャージして、すぐにご利用可能です。3,4日の滞在であれば500元くらいのチャージで十分でしょう。足りない場合は、各MRT駅の自動券売機やインフォメーション、コンビニでチャージが可能です。

バス

乗車料金:15元(約54円)
所要時間:50分
松山空港のバスターミナルは、歩いて行ける距離にあります。1〜8番線まであります。現在、台北松山空港からは28路線が運行しています。
ご自分の目的地の最寄りのバス停を探して乗り込むだけなのですが、台北の市バスの路線図はかなり複雑で上級者向きで、場所によっては時間もかかるので、あまりおすすめはできません。
例えば、台北駅へ行きたい場合、「262」番のバスを探して乗り込み、50分ほどバスに揺られて台北駅に到着します。料金及び時間は上記の通りです。

タクシー

乗車料金:初乗り70元(約250円)。台北駅まで約200元前後(約720円)
所要時間:20分
おそらく多くのビジネスマンの方々が最も利用されるのがタクシーです。台北松山空港の正面にはタクシープールがあり、客待ちで並んでいますので、通常はすぐ乗り込めます。例えば台北駅まで行きたい場合、距離にして約7km、時間は20分程度で到着できます。
初乗り1.25kmまで70元、その後0.25kmごと、或いは5km/h以下で1分40秒ご とに5元加算されていきます。
例えば、台北駅へ行きたい場合、渋滞にさほどかからず順調に行けば200元程度です。日 本と比べると、台湾のタクシーは安価で、なおかつ便利です。

注意点
タクシーはメーターを動かして、メーター通りに料金請求します。しかし念の為、メーターを動かしているかを確認するようにしてください。台湾は他の外国と比べて治安は良いですが、ここは日本ではありません。
初めて台湾を訪れた雰囲気が出ている、中国語のできない外国人だと分かると、稀にメーターを動かさず、料金を過剰請求してくる悪質運転手がいますので、ここは注意が必要です。

3. 高雄国際空港(高雄市小港區)高雄駅

高雄国際空港(高雄國際機場)は台湾南部の大都市「高雄市」の南の小港區に位置する国際空港です。近年日本からの直行便が増えて、アクセスが良くなりました。
日本企業の進出もめざましく、ビジネス旅客も増加の一途をたどっています。
では、市内へのアクセスの仕方を解説していきます。

高雄MRT

https://www.krtc.com.tw/
乗車料金:35元(約130円)
所要時間:18分
空港から徒歩で5分くらいでMRT駅に行くことができます。到着口に出たら左に向かいます。MRT(捷運)の案内看板に従って、両替所の左の通路から一旦外に出て、少し行くと右手にエレベーターとエスカレーターがあるので、それで地下に下ります。
ここでも改札脇のインフォメーションで、日本でいうSuicaのような電子カードが販売されており、料金の割り引きが効きます。
高雄の場合は一卡通(イーカートン)といいます。台北でも利用可能です。チャージは台北同様、各MRT駅の自動券売機やインフォメーション、コンビニで可能です。
高雄の場合は、台北と違い、線は東西南北に2本(紅線/橘線)しかなく、シンプルなので 迷いようがありません。
また、空港MRT駅も、高雄駅も紅線(Red Line)です。この2線が交差しているのは「美麗島」駅です。

タクシー

乗車料金:初乗り85元(約310円)。高雄駅まで約300元(約1100円)
所要時間:30分
到着口を出て、そのまま正面から出ると、タクシーが客待ちをして並んでいます。初乗りは1.5km/85元、0.25kmごとに5元加算です。
例えば、高雄駅までは12kmですので、約300元前後(約1100円)になります。国際線駐車待機料として50元、トランクを利用すると荷物サービス料として10元が加算さ れます。

バス

乗車料金:12元(約43円)
所要時間:約40分
基本的に2本、「9117」と「12A」のバスが高雄駅へ行きます。高雄駅へは約40分です。料金が安くていいのですが、12元という半端な金額なので、小銭を準備していないといけません。それで、MRTでも利用する電子カード「一卡通」を使って支払いができます。しかも割引が効きます。
また、高雄市バスの場合、当日3回目の乗車からは無料です。とはいえ、目的地へ行くのには時間がかかりますし、慣れていないと乗車は難易度が高いの で、おすすめはしません。

注意点
「9117」の場合、「林森路口」が高雄駅のバス停です。また、この路線は隣の県である屏東縣のさらに南の墾丁という観光地へ行くバスも停まるので、高雄駅方面へ行くか、注意して見てください。

まとめ

お仕事に悪い影響を与えないためにも、スムースな移動が必須となると思います。
総合的に見て、桃園国際空港から台北駅へのアクセスはMRT、台北松山空港から市内目的地・滞在中の市内の移動はタクシーやMRTがおすすめです。
また、高雄国際空港から高雄駅または高雄市街地へのアクセスもタクシーやMRTの利用が便利です。
大事なお仕事で台湾を訪れる方々のために参考になれば幸いです。

寄稿文:はおしゅ
https://www.haohao-blog.com

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