インドネシア出張にむけた準備と現地滞在中の注意点

インドネシア、ジャカルタ夕景

1. インドネシア出張に向けた準備

インドネシア出張が決まり、色々と準備が必要になりますが、出発前に現地での滞在先と現地での訪問先の大体の地理を把握しておくことをおすすめします。
現地での滞在先ですが、日系企業の多くはインドネシア首都のジャカルタ地域に進出していますので、インドネシア出張というとジャカルタ空港発着が多いかと思います。
ジャカルタ東部には複数の日系工業団地があり、滞在中の訪問先によってはジャカルタ東部のホテル滞在となることも多いです。
具体的には、ジャカルタ特別州が市内、ジャカルタの国際空港が位置するバンテン、ジャカルタ東部にブカシ、チカラン、カラワンと大きく分けて5つのエリアがあり、日本人出張者が安心して滞在できるホテルが複数存在しています。
また、ジャカルタ出張中の訪問先確認ですが、上記4つのエリアに該当するケースがほとんどですので、大体のイメージを持っておくと良いでしょう。
多くの場合、インドネシア側の自社現地法人などの受け入れ先が訪問先に都合の良いホテルをアレンジしてくれるかと思いますが、訪問先がどの辺りにあるかを把握しておくと、ネットなどで近隣の情報も収集しやすくなります。

2. おみやげの準備

日本酒の樽

次に、現地に持って行くおみやげの数ですが、基本的には訪問先の数プラス2-3個を準備しておくと良いと思います。

日本人へのおみやげとして喜ばれるのが、焼酎など日本のお酒です。
これはインドネシアでは大部分の国民がイスラム教であり、お酒が非常に割高になっているためですが、インドネシア入国時にお酒はひとり1ℓまでと決められており、それ以上携帯しているのが見つかった場合は没収の可能性もあります。
そこで、お酒以外でおすすめのお土産ですが、お土産を渡す方が誰になるのかを考慮して選ぶことをお勧めします。
日本人担当者へのお土産に関しては、インドネシアでは割高となっている即席みそ汁や、即席ラーメン、ふりかけ等の即席食品が喜ばれると思います。
もちろん人によって好き嫌いはありますが、日本食材はインドネシアで購入すると日本の2-3倍もすることも珍しくありませんので、現地在住の方には即席食品などの食材は喜んでもらえるでしょう。

また、インドネシア人へのお土産を準備する必要がある場合ですが、前述のとおりインドネシアではイスラム教徒が大部分を占めます。
イスラム教徒は豚の入った食品は食べることができませんので、豚エキス、ラードなどが含まれていないお土産を準備する必要があります。
イスラム教徒の方々へのおみやげを検討する場合は、購入する前にイスラム教徒でも食べることが出来るのかを調べる必要があり、このあたりの情報はインターネットで検索すると詳細を調べることができます。

3. 現地滞在中の注意事項

インドネシア滞在中の注意事項は細かく上げると沢山ありますが、短期の出張とはいえ現地の文化に対する最低限の気配りは必須です。
前述のとおり、インドネシアは世界最大のイスラム教徒を有する国家となっているため、現地人の大部分を占めるイスラム教徒への配慮は必須です。
特に毎年5月~6月には1か月の断食の期間があり、断食期間終了後にはレバラン休みという日本の正月のような大型連休があります。
この断食~レバラン連休終了までの期間は普段とは随分違った雰囲気になり、断食によってイライラしている人が多かったり、この期間には軽犯罪も毎年増加する傾向がありますので、ご出張スケジュールがこの期間中となっていないか確認しておきましょう。

また、インドネシアでは殺人などの重犯罪に日本人が巻き込まれるケースはそれほど多くないですが、すり・ひったくりなど軽犯罪の報告は多いようです。
市内でも貧困層や物乞いなどが少ないわけではなく、思わぬトラブルに発展する可能性もありますので、出張中にホテルから一人で外出したりすることは控えたほうが良いと思います。
そのほか、渡航前に外務省の海外安全情報を確認しておくと、リアルタイムで現地の状況が把握できるのでおすすめです。

4. 出張後帰国の準備

インドネシア、ジャカルタ交通渋滞

無事に出張が終わり、日本への帰国準備に際しての留意点ですが、ホテルから空港までの所要時間については現地受け入れ先に必ず確認しておきましょう。
ジャカルタでは渋滞が大きな社会問題になっており、距離と走行時間が全く比例しないケースが多々あります。
時間帯により渋滞の状況も刻一刻と変わりますので、空港にはかなり余裕をもって向かうことをおすすめします。

また、日本帰国後のお土産ですが、時間の余裕があれば空港到着前に買っておくことをおすすめします。
空港内にもお土産屋さんがありますが、割高になっていますので、機会があれば空港到着前に買いそろえておくと良いでしょう。

また、ジャカルタのスカルノハッタ空港にはターミナルが3つありますので、ご自身の利用される航空会社がどのターミナルになるのかを事前に確認しておきましょう。
なお、インドネシア出国の際は出国税はありません。

まとめ

今回は、インドネシア出張の際に必要な準備と、情報収集の方法をまとめてみました。
多くの場合は現地側の受け入れ先が手配してくれますが、出張されるご本人もある程度の知識をもってから入国されたほうが、現地の文化理解を深めるのにも役立ちますし、受け入れ先の皆様にも良いイメージを持ってもらえることが多いでしょう。
短期間とはいえ、文化の違う海外に渡航するのだという意識をもち、最低限の知識をつけてから渡航されると、現地の文化をより深く理解することができますし、ご出張中のトラブル発生のリスク軽減にもつながるかと思います。
最後に、皆様のインドネシア出張が安全で、実のあるものになることを祈っております。

文:インドネシア在住寄稿者

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