短期出張でも利用可能! バンコクでコンドミニアムを借りる手順とは
突然ですが出張などのビジネスでバンコクへ渡航することになったとき、どの宿泊手段を選びますか。短期滞在であればホテルが最も無難と思われますがコンドミニアムも侮れません。とりわけ滞在期間が長ければ長いほどコンドミニアムは選ばれます。
そこで今回はバンコクでのコンドミニアムを借りる手順や抑えておきたいポイントについて紹介していきます。
この記事の目次
1. 何故コンドミニアム?
借り方を説明する前にコンドミニアムが選ばれるときの要因について説明します。ホテルに滞在するときの難点としてすぐには洗濯できない、テイクアウトした食べ物を食べるには食器が不十分などといった点が挙げられます。その反面、コンドミニアムでは室内に洗濯機はありますし、電子レンジや食器やその他家具も備わっているので生活面においては申し分がありません。
2. コンドミニアムの借り方
それでは本題であるコンドミニアムの借り方に移ります。滞在期間によって異なりますが結論から述べますとバンコクでのコンドミニアムの借り方は日本以上に簡単で、主に4段階のステップを踏むことになります。短期出張についてはさらに簡単な方法がありますがそちらについては別項で詳しく説明します。
希望エリアなど条件を定める
バンコクのコンドミニアムを借りるにあたって一番最初のステップは希望条件を定めることです。その際に必ずと言っていいほど聞かれるのが家族構成、エリア、間取り、予算、入居予定日、その他リクエスト(バスタブ付き、駅近など)です。ここで特に重要なのが予算で、人気のあるエリアの相場としては以下の通りです。
エリア | 35㎡(1ベッド) | 50㎡(2ベッド) |
オンヌット駅周辺 | 45,000円~ | 81,000円~ |
トンロー駅周辺 | 74,000円~ | 110,000円~ |
そしてバスタブ付きの物件とリクエストしておきましょう。タイでは風呂に浸からずとも基本はシャワーで済ませてしまうのでバスタブのない物件が多いためです。
内覧
条件を一通り定めたら次は内覧で部屋を実際に見てみましょう。ただし、不動産会社と条件を話し合ったその流れのまま当日中にということは大抵できません。ですので概ね条件を定めてから数日で内覧できると考えておきましょう。なお、後述しますがアプリを通して内覧を申し込むこともできます。
内覧しなくても借りることは不可能ではありませんが、退去時にトラブルになったときに備えて内覧で欠陥箇所の有無を確認しておくことを強く推奨します。
手付金の支払い
条件に満足して借りる物件が決まったら手付金(booking fee)の支払いへ移ります。1か月分の賃料を手付金として払えばこれでひとまず「予約」完了です。この手付金ですが、後述する本契約の後に前家賃として充当されます。
なお、タイの慣習では手付金を払ってから1か月以内に入居するのが通例です。
契約
手付金で予約が完了したらいよいよ本契約です。本契約ではさらにデポジット(敷金)として2か月分の家賃に相当する金額を支払います。つまり、本契約に至るまでに3か月分の家賃を払うと考えていただければ分かりやすいです。
そして気になる書類ですが、なんと外国人の場合は必要書類はパスポートだけです。礼金や保証人、そして仲介手数料などといった仕組みとはバンコクでは無縁なので如何に日本以上に契約が簡単かお分かりいただけたかと思います。
なお、契約期間内に帰国が早まったなどの要因で解除するとデポジットの返金はありませんので注意してください。
3. コンドミニアム探しで使いたいアプリやサイト3選
不動産屋を通す他にコンドミニアム探しで有用なのがアプリやサイトです。そこでバンコクでコンドミニアムを探すにあたって使いたいアプリやサイトを3つ紹介します。
タイ最大手!DD Property
タイで最も使われているアプリにDD Propertyがあります。DD Propertyは英語対応していると共に、取り扱っている物件数もダントツ多いです。また、アプリやサイトの使いやすさでも評判を得ています。
使い方は単純で、前項で述べたように希望条件を設定し、内覧を希望する場合は直接問い合わせます。これは他のアプリでも仕組みは基本的に同じです。
日本語にも対応!HipFlat
多言語対応で注目を集めているのがHipFlatというアプリです。HipFlatでは全てではありませんが日本語にも対応しており、英語が苦手な方でも使えます。
取り扱っている物件数はバンコクを中心に50000件以上です。
コンドミニアムに特化したBANGKOK CONDO FINDER
BANGKOK CONDO FINDERはその名にもある通り、コンドー(コンドミニアムの略称)物件に特化したサイトです。取り扱っている物件はバンコク市内のみですが、今回はバンコクでの物件探しなので問題はありません。
4. 短期滞在者は注目!裏技2選
これまで不動産アプリやサイトについて紹介しましたが実はそれ以外の方法でも見つけることは可能で、特に滞在期間が短い人は要注目です。中でも使い勝手のいい裏技を2つ紹介します。
フェイスブック!?
実はフェイスブックを通して物件を探すという方法もあります。フェイスブック内に「BANGKOK CONDO FINDERS」という公開グループがあります。なお、先述したサイトと名前は酷似していますが同じではありません。
グループ内には物件を探している人と個人の不動産エージェントなどが加入しており、フィードには物件情報がよく掲載されています。気に入れば直接連絡して案内してもらいましょう。
また、希望条件の物件情報がなくとも探している旨をフィードに投稿すると他のグループメンバーから情報提供を受けることもできますし、何より柔軟な情報交換などといった対応に期待できます。
場合によってはホテル予約サイトなどでも可能
滞在期間が1か月未満などと著しく短い場合はこの方法がおすすめです。実はAgodaやブッキングドットコムなどといったホテル予約サイトや民泊のAirBnBでもコンドミニアムが取り扱われている場合があるためです。
まとめ
これまでバンコクでコンドミニアムを借りる手順やそれに関連して使えるアプリやサイト、裏技について紹介してきました。これでバンコクでのコンドミニアム探しは日本以上に簡単だということが分かりましたので後は紹介した手順に従って契約するだけです。バンコクではお気に入りのコンドミニアムを借りられるといいですね。
文・写真(一部):タイ在住寄稿者